ArchLinuxのインストール 1.5.yaourtのインストール編
yaourt=非公式リポジトリ管理ツール。
ArchLinuxにはAURと呼ばれる非公式のリポジトリがある。 これはpacmanでは扱うことができない。代わりにyaourtを使うということである。
yaourtのインストール
まずはyaourtのあるレポジトリを追加する。
$ sudo vim /etc/pacman.conf
末尾に以下の三行を追加。
[archlinuxfr] SigLevel = Never #署名を無視 Server = http://repo.archlinux.fr/$arch
リポジトリをアップデートし、yaourtを入れる。
$ sudo pacman -Sy $ sudo pacman -S yaourt
yaourtの使い方
基本的にはAURで見つけてきたパッケージ名をくっつけて、
$ yaourt -S [パッケージ名]
とするだけ。 ちなみにsudoは必要ない。(yaourtが必要に応じて要求するので)
また、PKGBUILDを編集するかと聞かれることがあるが、基本的にNoで構わないっぽい。 (デフォルトはyesだが)
yaourtの設定
デフォルトでも割とちゃんと使えるが、いくつか設定しておくべき事項があるので設定しておく。
パッケージのエクスポート
yaourtはデフォルトでは一度ビルドしたパッケージはそのまま捨ててしまう。
これを、pacmanと同じように取っておくようにする。
$ sudo vim /etc/yaourtrc
開いたら、#EXPORT=0
の行のコメントアウトを外し、
#Build EXPORT=2
とする。これでパッケージをエクスポートしてくれるようになる。
makefileの設定
デフォルトだとマルチスレッド実行してくれないのでフラグを設定する。
$ sudo vim /etc/makepkg.conf
#MAKEFLAGS=
の行を編集する。
MAKEFLAGS="-j8"
まあこんな感じ。スレッド数はお好みで。